保湿効果を高めてくれるアミノ酸は肌にとても重要な物質
アミノ酸は私たちの体を構成する原料物質です。アミノ酸は肌に対して、保湿という点で非常に大きな影響を与えています。そこで、アミノ酸が保湿という点でどのように肌に影響を与えているのかということについてご紹介したいと思います。
アミノ酸は肌成分をつくる原料になる物質
アミノ酸は人の体を維持する最も基本的な成分といわれています。人の体はタンパク質をメインに構成されています。そして、アミノ酸は筋肉や骨、肌など、体の各部分を作るたんぱく質に用いられています。したがって、肌についてもアミノ酸は肌成分をつくる原料になる物質なのです。
肌の主成分はコラーゲンと呼ばれるたんぱく質の仲間で、コラーゲンはアミノ酸から作られています。そのため、アミノ酸が不足すると肌の状態に直接影響が与びます。
アミノ酸は血液中からも肌に影響をしている
アミノ酸は肌の原料として直接肌に影響を与えるだけではなく、血液の中からも肌を間接的にサポートしています。血液中にあるアミノ酸の濃度が低くなると、肌の状態が悪くなったり肌が乾燥してしまうという影響などがあるのです。例えば、肌の色が今一つという状態や、肌のハリやツヤなども失われたりします。
反対に、アミノ酸が血液中にしっかりある状態になると、肌にみずみずしさや潤いなどが出てくるといわれます。
このようにアミノ酸は肌の状態に間接的に影響を与えていて、肌の乾燥の度合いとして肌に現れると考えられています。アミノ酸には肌の保湿という点で非常に重要な働きがあるのです。
アミノ酸には高い美肌効果が!しっかり保湿をしてくれる
アミノ酸は高い美肌効果をもつといわれています。その理由は、美肌作りに欠かせないコラーゲンの主構成成分だからです。また、天然保湿因子(NMF)という物質を作る主原料もアミノ酸です。さらに、アミノ酸には浸透率が高いという特性があり、保湿という点で高い美肌効果を発揮してくれます。
アミノ酸には20種類の種類があります。その中でも、アスパラギンやプロリンやセリンは保湿をしっかりとサポートする成分として注目されています。
アスパラギンには角質層の細胞分裂を促す働きが、プロリンにはコラーゲン生成をサポートする働きがあります。そして、セリンは天然保湿成分であるMNFを構成するアミノ酸として知られています。
これらの3種類のアミノ酸の働きで、肌の保湿効果がより高められ、潤いやツヤ、ハリなどの悩み、シミやくすみやしわやたるみといった肌トラブルなどが総合的に改善されるという効果が期待できます。