筋肉を作るために必要なアミノ酸
筋肉を作るアミノ酸
アミノ酸は、体内で合成できる非必須アミノ酸と体内で合成できない必須アミノ酸の2つに分かれています。9種類の必須アミノ酸のうち、分岐アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンは、筋肉の合成に必要だとされています。
この3種類をまとめて摂取できるのがBCAAです。このサプリメントを筋トレ中に摂取すると、筋肉増量を効率的に行えるのです。
因みみアミノ酸スコア100とは、20種類のアミノ酸が全て揃っているものを指します。
普段の食事からたんぱく質を摂ることも大切ですが、筋肉を効率よく大きくしたい場合は、BCAAや吸収の良いペプチドがおすすめです。
アミノ酸を摂取すると、血中アミノ酸濃度は約15分でピークに達します。
一方、ホエイプロテインの場合は、約60分で血中アミノ酸濃度がピークに達します。
更に、肉や魚を食べた場合は、2時間くらいかかってしまいます。
筋トレ中の筋肉は、最も筋肉の合成力が高まっています。
しかし、筋トレ中は筋肉の分解も進みやすくなります。そのため、筋トレ中に血中アミノ酸濃度を高くすることが重要となります。
バランスの取れた食事を摂ることも大切ですが、トレーニング中にすぐアミノ酸を吸収させたい場合は、サプリやプロテインを上手に使うのが良い方法です。
アミノ酸とたんぱく質
たんぱく質は、アミノ酸が50個以上鎖で繋がったものです。
たんぱく質を体内に取り入れて吸収される時は、アミノ酸の形にしなければ吸収されません。
そのため、たんぱく質が吸収される際には、消化という工程を挟む必要があります。
そして、消化されることで、たんぱく質はアミノ酸に分解・吸収されます。そのため、たんぱく質で摂るのとアミノ酸で摂るのとでは、アミノ酸で摂った方が吸収効率が良いです。
ペプチドとは
アミノ酸が2つ以上50個未満鎖で繋がったものをペプチドと言います。
2つのアミノ酸が繋がっているものは、ジペプチドで3つ繋がっているのがトリペプチドと呼ばれています。
膜消化システムといって、アミノ酸を体内に吸収する時に、アミノ酸専用の穴とペプチド専用の穴があります。
アミノ酸単体だとジペプチドとトリペプチドの穴を通過することができません。
アミノ酸は、アミノ酸専用の穴にしか吸収されないのです。
しかし、トリペプチドの場合は、ジペプチドの穴で一度吸収されます。吸収されなかったものは、アミノ酸に分解されて、アミノ酸専用の穴に吸収されるので、アミノ酸の約2倍の吸収率があるのです。
筋トレに役立つサプリやペプチドは、疲労回復効果や美肌、ダイエットなどの効果もあるのでおすすめです。