アミノ酸によって肝臓を守る
肝臓は体の中の代謝を支えている
私達の体の中でも大変重要な役割を持っているのが肝臓です。
肝臓は体内の中でも一番大きな臓器と言われており、常に活動しており、私達の生活を支えています。
実際に肝臓がどんな働きをしているかというと、主に、体の中の代謝を支えています。これは私達が食事などで摂取した栄養分を肝臓で体内に吸収しやすい物質に変更して送り出すという機能です。
また体に入ってくる毒素を解毒する事もできます。この毒素の中にはアルコールも含まれており、肝臓と飲酒は切っても切れない関係にあります。
では目立たないながらもこんなにも私達の体のために働いてくれている肝臓を守ったり、肝臓の働きを助けたりするのに私達は何をする事ができるでしょうか?
アミノ酸と肝臓の関係性
最近注目されているのがアミノ酸と肝臓の関係性です。
アミノ酸というのは最近、巷で耳にする物質ですが、これはタンパク質のひとつです。タンパク質はお肉や大豆に含まれていることは知っていますが、アミノ酸はこのタンパク質の中の最小の物質とされています。
ではアミノ酸を摂取することはどうして肝臓に良い結果をもたらすのでしょうか?
まずアミノ酸が体の20パーセントを占めている物質であるという事を覚えておく事ができるでしょう。ですから私達の体はアミノ酸なしではやっていけないといえるでしょう。
筋肉はもちろんの事、髪の毛や血管、そして肝臓も含まれる内臓もアミノ酸に依存しています。
特にアミノ酸は肝臓の働きを増進させる効果があるといわれています。肝臓は沢山の働きをしていますが、アミノ酸がきちんと摂取されているなら、そのアミノ酸によって代謝がきちんと行なわれたり、アルコールなど毒素の分解をスムーズに行なってくれます。
疲労を感じたときにもアミノ酸は良い働きをしてくれる
一例として飲みすぎて二日酔いになってしまったときのことを考えて見ましょう。二日酔いの状態は肝臓が分解できるアルコールの量を超えてしまって、分解できずに体の中に残ってしまっている状態です。
しかしそのときにアミノ酸を摂取すると肝臓の機能が回復してアルコールを分解できるようになり二日酔いの状態から解放されるのです。
このように二日酔いになってしまったときだけでなく、疲労を感じたときにもアミノ酸は良い働きをします。
なぜなら疲労を感じる一つの原因として、肝臓の機能が落ちている事が考えられます。そうしますと、体内の代謝が送れエネルギー不足になり、毒素も解毒されずに体内に残ります。そのようなときには、もう体を動かして欲しくない、肝臓の働きに集中したいと脳に指令が送られ、私達は疲れたと感じます。
しかしきちんとアミノ酸を摂取しているならば、肝機能が守られますから慢性疲労からも守られるという良い結果が生じるのです。