便秘解消に取り入れたい2つの必須アミノ酸
女性に多いと言われる便秘ですが、最近は男性や小さな子供までも便秘に悩まされているようです。
食生活の欧米化が原因とも言われていますが、なんにせよ便秘はつらい・・・。
薬に頼らず自然に便秘を解消したい場合、どのようなケアが効果的なのでしょうか。
便秘も種類は様々
単に「便秘」と言っても原因は人それぞれです。
消化器官や内科的な病気が原因の場合もありますので、これが心配される方はまず病院での受診が第一です。
一般的に言われる便秘は、機能性便秘と呼ばれるもので、腸の働きが低下してしまうことによって起こる便秘です。
偏った食事、不規則な食事、生活習慣が乱れている、体を動かす機会が少ない、ストレスを感じやすいといった方々がこの便秘になりやすいと言われています。
食物繊維を摂取して排便を促す、ヨーグルトなど乳酸菌を摂取して腸の働きを活発化させるということはよく言われますが、これらとともに注目したいのがアミノ酸です。
体に必要なアミノ酸をきちんと摂ることが便秘解消に?
アミノ酸というと筋力トレーニングで利用するイメージがありますが、人間の体が必要とするアミノ酸は20種類あり、それぞれが個別の働きを持っています。
その働きの中で注目したいのが、新陳代謝や成長を促進するスレオニン、脂肪燃焼に関わるメチオニンです。
これらは必須アミノ酸と呼ばれる体内では合成することができないアミノ酸であるため、食事を通して体外から摂取する必要があります。
スレオニンには腸の働きを高める働きがあり、消化吸収を助けてくれるため、便秘改善に欠かせないものです。
また、新陳代謝を高めることは、体内に必要な栄養を届け、不要なものを排出する機能が高まることにつながるため、排便を促す効果が期待できます。
メチオニンは便秘の原因でもある食生活の乱れを整えることにつながります。
年齢とともに体内にためてしまいがちな脂肪の代謝を促し、血中コレステロール値を下げてくれる働きがあるため、健康的に便秘を解消するために併せて摂取したいアミノ酸です。
スレオニンとメチオニン
スレオニンはマグロや豚の赤身ロース、鶏肉などに含まれています。
これらの食材を使用した料理は挙げたり痛めたりと油がセットになりがち。
スレオニン摂取のために余分な脂肪を摂取してしまっては肥満にもつながります。
ここでメチオニンが活躍します。
マグロや鶏肉にもメチオニンは含まれていますが、カロリーを抑えてさらにメチオニンを摂取するのであれば豆腐や納豆がおすすめです。
スレオニンのメインに、副菜としてこれらを摂取すると良いでしょう。
必須アミノ酸の摂取から、便秘改善を目指してみませんか?