意外に知らない!アミノ酸の基礎知識
アミノ酸という言葉を知っていますか?まぁほとんどの人は知ってますよね。
では、このアミノ酸は一体何なのか知っていますか?これは詳しく知らない人がほとんどかもしれませんね。そこで、知っていると明日自慢できるアミノ酸の知識をここで勉強しましょう。
アミノ酸ってなに?
アミノ酸とはご飯、味噌、お肉、卵、チーズなどに含まれている物質の事を指します。
このアミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2種類あり、アミノ酸をすべて合わせると全部で500種類も存在します。
しかし、体に必要な必須アミノ酸はたったの20種類だけで、20種類の中で私たちが体内で作成できるのは10種類だけなのです。
アミノ酸って具体的に何するの?
私たちの体、何でできているか知っていますよね。そう、タンパク質です。
このタンパク質とアミノ酸には深い関わりがあり、爪や皮膚、内臓を作っているタンパク質すべてを構成している物、それがアミノ酸なんです。
そのため、この必須アミノ酸が1つでも欠けてしまうと健康体ではいられなくなってしまうのです。
アミノ酸はどうやって発見された?
こんなに私たちに深くかかわっているアミノ酸。では、このアミノ酸は一体どうやって発見されたのでしょうか。アミノ酸が一番最初に発見されたのは今から約200年前のフランス。
フランスの科学者がアスパラガスの芽にアミノ酸が含まれていることを発見し、アスパラガスからアスパラギンと呼ばれるアミノ酸を抽出することに成功しました。
それ以降に筋肉やゼラチンからアミノ酸が続々と発見されて今に至ります。
実は日本人もかかわってる
アミノ酸はフランスで最初に発見されましたが日本でもきちんと発見されています。
グルタミン酸を知っていますか?このグルタミン酸は出汁の旨みの元です。
このグルタミン酸の発見にはある日本人がかかわっています。
その人の名前は東大の教授だった池田さん。
フランスでアミノ酸が発見されてから60年後の1865年のドイツで小麦粉からグルテンと呼ばれるアミノ酸が発見され抽出されました。
そして約40年後の日本で東大の教授だった池田さんは昆布からドイツで発見された物と同じグルテンが含まれていることを発見し、このグルテンは美味しさの元となるという事を発見。このグルテンこそが旨みの元となっているグルタミン酸なのです。
意外な事実
アミノ酸は食材に含まれていますがただ一つの物を摂取するだけでは効果がありません。
きちんとバランスよく摂取しなければならないので食材にも相性があるのです。
和食と言えば白いご飯と納豆と味噌汁ですね。
実は、お米と大豆はお互いに不足しているアミノ酸をカバーしあっているのですごく相性がいいんですよ。
和食が健康に良いと言われているのはちゃんとした理由があるのですね。